古着を売るつもりが、貴金属を買い取られた

  

 自宅を突然訪問し、金や貴金属を使った不要なアクセサリーや和服を買い取るというサービスです。不意打ち的に勧誘され、買取価格が妥当かどうか比較検討できないまま契約させられ、業者の連絡先を記載した書面すらないことがあります。売主の身元確認として免許証や保険証などでこちらの個人情報が知られることにより悪用されないか不安になったりします。いったん品物を引き渡すと、返品を申し出ても返品されることはほとんどありません。

事例

 「リサイクルショップを開設するので古着や陶器などどんなものでも買い取る」と女性から電話があり、訪問を了承した。古着等を準備していると、来訪したのは男性で「買い取るのは貴金属だけ、あったら見せて欲しい」と言われた。電話の説明と違うと戸惑ったが、すでに家の中に通していて断りにくかったので、仕方なく指輪2個を見せた。業者は2個を6,000円で買い取って帰っていった。冷静に考えると、最初から貴金属だけが目当てだったのではないか。だまされたと思う。

Point

 △訪問買取については、法改正がされようとしていますが、現行法ではクーリング・オフの制度はありません。買い取られた商品は、あとで返品してもらおうとしても、さまざまな理由をつけられ取り戻せないことがほとんどです。買い取ってもらうつもりがないときは、きっぱりと断りましょう。また、一人での対応は避けましょう。

   △貴金属の買取サービスを行う業者(古物商)は、取引の際「古物商許可証」を携帯しなければなりません。許可証の提示を求め、どのような業者か確認しましょう。また、価格計算根拠や、買い取り条件が明記された書類をもらいましょう。